西大和保育園について

保育理念

三つ子の魂 百まで

人間は生後3年間に大脳全体のおよそ60~80%の発達を遂げるといわれており、またその形成は小学校に入学する6歳ごろまでの間に大半の成長を終えてしまうと考えられています。とりわけ物事に関心を抱いたり、驚いたり、感動を受けるなどの感性は、この期間にどれだけ多くの豊かな経験を得、また、深い導きを受けたかが大きく影響します。
当園では、この発達期間に着目し、日々の教育・保育を通して、お子様のより豊かな心と体の成長を育むための様々な取り組みを行っています。

立腰教育・躾の三原則・漢字かな交じり絵本の音読

西大和保育園では、立腰教育と躾の三原則を日々実践し、将来、コミュニケーションを取る時に必要な「意志力」「集中力」「持続力」「実践力」が身につくように、事の始まりと終わりには、「立腰」を行っています。

心と身体は表裏一体。目に見えない「心」を正しく育てるにはまず、身を正すことです。

体育あそびと食育

心身の成長のためにはよい生活習慣が不可欠です。 

朝は園庭に出て朝礼から始まり、体育あそび!「走る!」「登る!」「ぶら下がる!」「とび跳ねる!」などでしっかり体全体を使ってあそびます。

また、「食」の習慣も最も大切な要素です。人の味覚は3歳頃までにほぼ出来上がるといわれ、この間にいかに安全かつよい食材と食習慣に触れ合えるかが重要です。安易に合成調味料などに頼らず、手間はかかっても素材本来のもつ味わいを存分に楽しみ、健康なからだを作ることはもちろん、食べる喜びを感じることのできる和食中心のこだわり給食を提供しています。

また、菜園活動など実際の食物の栽培を通し自然との触れ合いを体験することで、命をいただくことへの感謝と慈しみの精神を育み、ひいては自分以外のあらゆるものへの思いやりの心を培っていくことに尽力しています。

西大和保育園の特徴

立腰教育

石井式漢字教育(漢字かな交じり、絵本の音読、百玉そろばん)

うんどうあそび

外国人講師による英語指導

日本古来の「道」に親しむ(茶道、華道、書道、剣道)

「論語の素読」で道徳心を育む

食育(玄米ごはん・手作りみそでつくるおみそ汁・旬の食材を使った和食中心の給食・手作りおやつ)

里山あそび

保護者のための各種プログラム

西大和保育園
理事長
松本喜久子

ごあいさつ

古来より「三つ子の魂百まで」と言われるように、生後3歳までの子どもの脳には無限の可能性が秘められています。この最も脳が発達す る時期に、親子のかかわりや外の世界との触れ合いの中で、どのような刺激や感動を得、豊かな感性を育てられるかが、これからの人生のための大切な要素となるのです。

私は、保育園設立までの25年間、西大和学園中高等学校に勤務し、多くの学生とその親御さんたちに関わる中で、少しでも彼らの心のサポート役が出来ればと願い、長く心理学・カウンセリング等を学んでまいりました。その試行錯誤の過程を経て、真に強い精神力と忍耐力、そして豊かな情操のためには幼いころの生活環境や体験が何よりも大切だと思うに至りました。生まれて最初に出会う世界で少しでもたくさんの良い剌激を受け、未来を強く生きるためのエネルギーを蓄えてほしい。 正しく公正な目で物事を見、慈しみの心を持ち、健康で人から慕われ、やがては大きな世界へ羽ばたき人々を導くリ ーダーとなっていってほしい。そんな思いから西大和保育園は生まれたのです。

いつの時代も、子どもの成長にとって最も大きな役割を担うのはご家庭であることに変わりはありませんが、はじめての子育て、慣れない子育てに不安をお感じの方もいらっしゃることでしょう。保育園は、そんな親御さんたちの良きパートナーでもあるべきだと私は考えています。子どもたちが未来に向かって大きく羽ばたいていけるように、 親として、社会として、ともに支え、導き、育てていきたい。私たちの「保育」にはそんな願いが込められているのです。